持明院「はすの会」高野山の納骨と永代供養墓

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高野山奥の院に司馬遼太郎の碑建立(2009秋-No.38)

同行二人、お大師さまと歩む清らかな人生

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高野山奥の院に司馬遼太郎の碑建立

平成20年9月24日建立

司馬遼太郎の碑

碑は、香川県産の庵治石(あじいし)を使用。

碑文(横1.6メートル、高さ90センチ)は司馬さんの著作「高野山管見」の冒頭から抜粋。

金剛峯寺は「高野山とご縁のある司馬さんの文学碑建立は念願だった」とおっしゃっておられます。

司馬遼太郎
高野山奥の院一の橋近くで、作家の故司馬遼太郎さんの文学碑が建立され、高野山真言宗総本山金剛峯寺の松永有慶管長や司馬遼太郎記念館の上村洋行館長らが参加して除幕式が行われました。

司馬さんは昭和18年、学徒出陣前に奈良の吉野から和歌山・潮岬を目指したが、夜道を歩いているうちに道に迷って高野山にたどリ着いた。その際、「異次元空間に入ったような感覚」を覚え、復員後も高野山を訪問。こうした体験から「空海の風景」を出版するなど高野山をテーマにした作品を残している。

「高野山は日本国のさまざま都鄙(とひ)のなかで、唯一ともいえる異域ではないか」などと記された高野山の説明個所416字を刻み司馬さんの署名が入っている。

前回掲載させて頂いた、景教碑の事やユダヤ教のお話が、司馬さんの「ペルシャの幻術師」という小説に記されています。

やはリ、日本の歴史を研究するなかで高野山は、あらゆる事を教えてくれる、魅力的な処であります。高野山に魅了された偉大な作家である司馬さんの文学を多くの方が今もなお愛読しておリ、私もその一人です。

はすの会会員様より

今回のお話しは、思い出す度に胸が熱くなるお話しです。

会員様ご家族は毎年、8月13日の万燈供養(ろうそく祀り)に参加されるため、持明院に宿泊される方で、お孫様まで三代にわたっての大所帯です。

会員様ご夫婦、娘夫婦、息子夫婦にそれぞれ二人ずつのお孫様で毎年お越しです。

(それは三代にわたって美男美女ばかりです。)

ところが、二年前の8月13日は非常に辛いものでした。そのわけは会員様の奥様のご訃報でした。

力を落とされた会員様より直接お聞ぎし、大変おどろきました。63歳でしたし、前年もお元気でお越しいただいておりましたから。

でも、前年の時には容態はあまりよくなかったらしく、病院で日々をすごしておられたようです。

二年前の8月14日の午前中に高野山の事務所でこれからのご供養の事や過去帳への変更の手続きの話をし、その後会員様より奥様との思い出や、子供や孫の事、奥様頼りであった仕事の事務の事などのお話をお聞かせいただきました。

私白身もよく存じていた方でしたので、大変さみしい気持ちでした。

その時会員様から聞いた話にとても感動しました。

会員様が仕事の合間を縫って、病院で奥様の看病をし続けていた時にベッドの上であまり身体の自由が利かない奥様が、申し訳ない思いから、涙を流されました。

そして、それを見てご主人様が 「何を泣く事があるねん。当たり前やないか、俺が反対の立場やったら同じようにしてもらいたいと思ってるんや。何も気にする事やない!」とおっしゃいました。

私はそれを聞いた時絶対会員様のような夫婦でありたいと思いました。

会員様は常に、奥様や家族に出来る限りの愛情を注いでおられたのだと思います。後に聞いた話ですが、会員様は地元で青少年の非行防止の為に、児童を育成する活動をしているそうです。

最愛の方を亡くす事は、非常に辛い体験です。仏舎利宝塔でのご縁を頂いた会員様全ての方がこのような辛い別れを経験している事を、決して忘れずに、日々持明院にてご供養して頂き、お参りの際には皆様が安心していただける様、日々勤めさせていただきたく思っておりますので、これからもご要望がございましたら、故人やご先祖様の為と思って遠慮なくご用命下さいませ。

ちなみに、今年の8月13日も会員様ご家族でお越し頂きました。

無常の使者

~青山社刊の「追善のこころ」から拾ってみました~

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ついに行く道とはかねて聞きしかど
昨日今日とは思わざりしを
在原業平

人はだれもいっかは死ぬ、と頭でわかってはいてもなかなか自分のこととして、また今日ただ今のこととして考えられないのが人の世の常です。

『揄伽論(ゆがろん)』という仏典にこんな話があります。

人間界に生きた人が一期を終えて、閻魔大王の前に引き出された。

その男は、「わたしは別に悪いことはしていないはずですが、どんなことで裁きを受けねばならないのですか」と大王に言いました。

大王は彼に向って、「ばか者、お前が娑婆にいた時、三度も使者を出して、仏道の修行をせよと催促したのに、なぜ信仰に励みもせず、三悪道(地獄・餓鬼・畜生)の苦悩を逃れようとしなかったのだ」 と責めました。

その男は不思議な顔をして、「私は人間界におりました時、別にそのようなお使いを受けた覚えはありません」

すると閻魔大王は男に向って、「お前は娑婆にいる時、年寄りを見なかったか」

「それは年寄りはたくさん見ました。」と答えますと、「それなら、それほど年寄りを見たなら、今に我が身もあのような年寄りにならねばならぬと思って、なぜ仏道の修行をせなんだ。これが第一の使いじゃぞよ」

「では第二の使いは誰ですか?」

「病に罹っている人を見たであろう。病に罹った人なら、なぜ我が身もやがてあのような体にならねばならぬと思って、信仰に励もうとしなかったのか、これが二番目の使いじやよ」

「第三の使いは?」

「第三番目の使いというのは、人が死ぬのを見たことがあるだろう、人の葬式に出たことがあろう。その時、なぜ我が身もいつかあのようになるのだと思って、早く未来の覚悟をしなかったのか」と、責められた。

また無帯の使者は、私たち白身の心と体にも、知らず知らずに訪れているのです。

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南海電鉄からご案内!

橋本から極楽橋間を展望列車「天空」が運行しています。

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ゆったりと眺望を楽しめる「天空」内部。他にもいろいろなタイプの座席があります。
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3月~11月は水・木を除く毎日
座席指定お一人(指定券)500円 1日2往復

橋本発 高野山駅着
10:13 11:11
(10:34) (11:21)
13:39 14:30
(13:22) (14:16)
高野山駅発 橋本着
11:06 12:10
(11:48) (12:43)
14:50 15:47
(14:48) (15:42)

()は土日ダイヤ 予約要(予約がないと乗れません)
詳しくは天空予約センター
06-6644-7503
(9:00~17:00)

高野山駅にエレベーターが設置きれました。

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極楽橋駅からケーブルカーに乗車する時は、一番下のドアから乗車下さい。
高野山駅到着後、一番下のドアから降リていただいたら正面がエレベーターの乗リ場です。
急な階段を避けられます。お帰リもご利用ください。
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秋季合同法要のご案内

高野山にも秋が訪れようとしています。今年も皆様ぜひお参りにお越し下さい。
9月20日、お山は最も爽やかな季節を迎えます。
ご先祖さまとのご対面、静かな山の秋をご堪能ください。

日時 平成21年9月20日(日曜日)12時30分より。
※雨天の場合も決行いたします。
場所 持明院本堂
※持明院入口で受付、記帳をお済ませ下さい。
仏舎利宝塔
のご参拝
午前・10時~11時30
午後・法要終了後~15時10分

おねがい

  • 当日は混雑しますので、12時15分頃までにお越し下さい。
  • 仏舎利宝塔には上記の時間帯に係員がお待ち申し上げております。
  • ご昼食ご希望の方は『はすの会』にお早めのご予約をお願い申し上げます。
    電話(06)6348-0530、ファックス(06)6348-0170
    お一人様2,100円(税込)です。お飲物はご一緒にご注文して下さい。
  • 南海電車特急券(こうや号)は1ヶ月前から販売しています。
  • その他ご質問等は『はすの会事務局』までご連絡下さい。

南海電車の時刻が去年の11月より下記に変更いたしました。

難波発 高野山駅着
7:24 9:18
8:00 (こうや1号)

9:33

8:12 9:57
9:00 (こうや3号) 10:34
9:02 10:45
9:24 11:06
10:00 (こうや5号) 11:32
10:02 11:53
10:24 12:07
11:12 (こうや7号) 12:49

高野山駅発 難波着
13:18 (こうや8号) 14:50
13:39 15:24
14:03 16:02
14:40 16:24
15:03 17:02
15:19 (こうや10号) 16:50
15:45 17:36
16:20 (こうや12号) 17:50
16:31 28:24
16:56 (こうや14号) 18:26

※この時刻表は3月1日から11月30日迄の土曜、 日曜日用です。
※直通以外に橋本で乗リ換えが必要な便も含まれておりますが、発着の時刻は上記の通リです。



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