持明院「はすの会」高野山の納骨と永代供養墓

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永遠の宇宙─高野山─写真 永坂嘉光 展(6/25~7/31)

毎日新聞(2011年6月24日)より


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畏敬の念を込めて

永遠の宇宙─高野山─写真 永坂嘉光 展

高野山開創1200年記念「永遠の宇宙─高野山─写真 永坂嘉光」が25日、堺市東区の北野田フェスティバルで開幕する。写真家で、大阪芸術大学教授の永坂嘉光さん=写真=によるカラー写真約80点。深い精神性を画面に定着させ、自身が生まれ育った高野山の霊気に満ちた世界を浮かび上がらせる。【渡辺亮一】

永坂嘉光標高1000メートル前後の山々に囲まれた密教の聖地、高野山。唐で学んだ弘法大師・空海がこの地に金剛峯寺を創建し、約1200年がたつ。雄大な自然に恵まれ、仏教寺院がひしめく霊山の存在感は高まるばかり。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された。

永坂さんは学生時代から、故郷の高野山にカメラを向け続けてきた。写真家としての原点であり、今も仕事場を構える場。「ライフワークは高野山」と語り、「永遠の宇宙高野山」「高野山千年」など数多くの写真集を出してきた。

本展では、高野山と宗教の関係を示す作品が数多く並ぶ。約20年前に撮影したという「高野山の朝」は木立の緑と、雲海のごとき霧の白がコントラストを描き、幻想的な雰囲気を漂わす。中心部に突き出た根本大塔(こんぽんだいとう)の朱が絶妙のアクセントとなっている。

「高野山の発するエネルギー、神秘的な力は写真でしか表現し得ない」と永坂さん。作品群は、写真家の被写体に対する畏敬(いけい)と愛着を伝える。「丹生都比売(にうつひめ)神社脇障子舞楽絵図」をはじめ、初めてデジタルカメラを便った最新作にも注目したい。

あすから堺市立東文化会館

<会  期> 25日(土)~7月31日(日)。水曜休館

<入場時間> 午前10時~午後5時

<会  場> 堺市立東文化会館文化ホール「北野田フェスティバル」

(堺市東区北野田1084の136、電話072-230-0134)

<入 場 料> 大人・大学生500円、高校生以下無料

<主  催> 堺市立東文化会館、NHKサービスセンター、毎目新聞社、

NPO法人さかいhill-front forum

<後  援> 高野山真言宗総本山金剛峯寺、和歌山県高野町

◇謂演会とギャラリートーク

  • 講漬会
    = 7月2日(土)11時と14時、同会館3階フラットホールから会場へ
  • ギャラリートーク
    = 7月30日(土)11時と14時、会場内。講師はいずれも永坂嘉光さん

◇声明コンサート 高野山南山会

= 7月3日(日)13時半と16時、同会館5階メインホール

◇体験コーナー

  • 瞑想(めいそう)体験(真言宗の瞑想法「阿字観」の体験)
    = 7月3日、9日(土)、24日(日)の(1)11時(2)13時(3)15時、ただし9日は(2)(3)のみ。同会館3階フラットホール
  • 写経体験
    = 会期中会場内で。

※各種催しは無料(展覧会入場券が必要)

地水火風空の美



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