持明院「はすの会」高野山の納骨と永代供養墓

  • 観光のご案内
  • 交通のご案内
  • はすの会会員の方
お知らせ・ニュース
トップページ / お知らせ・ニュース一覧

高野山開創千二百年大法会(だいほうえ)カウントダウン開始(2012春-No.43)

印刷に便利なPDF版はこちら(会報N0.43)

高野山開創千二百年大法会 カウントダウン開始

平成27年4月2日~5月21日

高野山は今から約1200年前の弘仁7年(816年)、弘法大師により開かれました。

そこで三年後の平成27年(2015年)には、4月2日から5月21にかけて『開創1200年記念大法会(だいほうえ)』が開かれます。そのため高野山の各所では今からその準備に追われています。

中でも目玉事業と言えるのが、『中門(ちゅうもん)』の復活です。

霊宝館側から見た様子。建物全体が覆われているため天気に関係なく工事が進められている。

現在この中門は、昔の火災によって跡形もなく残っていません。わずかに柱を支えていた礎石だけがその名残りをとどめています。

そこで、1200年記念はそれを復活させる、ということで、現在工事が進められています。

高野山といえば「大門(だいもん)」が有名ですが、大門は高さが25mなのに対し、中門は少し低い16mとなります。場所は霊宝館の前、壇上伽藍の傍らになります。

最初の中門は、高野山が開創した3年後の弘仁10年(819年)にはすでに建立されておりました。

しかし長い歴史の中で火災が何度もおき、そのたびに再建してきたものの、直近では天保14年(1843年)の火災以降はそのままにされておりました。今回170年ぶりの再建です。

工期は4年弱と長期におよびますが、日本でも有数の仏閣建築とあって、いつでも誰でも建立の様子が見学できる工夫がなされています。そして最近では、滅多に見ることができない仏閣建築の現場としても多くの方が観光に訪れています。

皆様にもぜひ一度ご覧になっていただきたいと強く願います。

伽藍側は透明なため工事の様子がよく見える。期間限定の観光スポットとして注目されている。

目に見えないものを大切に

別格本山持明院住職 竹内崇雄

「はすの会」会員の皆様には、佳きお年をお迎えになられたこと心よりお慶び申し上げます。

間もなく三月の合同法要が開催されますが、三月と言えば昨年は東日本大震災による未曾有の大災害がありました。そして九月には、ここ高野山もある紀伊半島で台風12号による大水害があり、多くの尊い命が奪われた年となりました。

私ども僧侶も、亡くなられた諸霊への祈祷と復興への祈りに明け暮れた一年でございました。

ただ、これだけの大災害の中でも、唯一の救いは、昨年一年を象徴する漢字が「絆(きずな)」であるように、多くの日本人が人と人とのつながりの大切さに気付かされたことではないでしょうか。

国をあげての物心両面での支え合いは、忘れかけていた人達に、もう一度「心と心の結びつき」の大切さを思い出させてくれたように感じます。

これを契機に、慈愛や思いやりの心など、『目に見えないもの』を大切にする日本固有の気持ちが再び育ってくれればと切に願います。

本年も、皆様方のご祖霊の御冥福とともに、引き続き被災地・被害者の方々への祈りを捧げ続けて参ります。

合掌

『随所に主となる』

はすの会代表・上善 嘗二

私はこの言葉を、生きていく心得としてとても大切にしています。

作者は臨済宗の開祖、臨済義玄(りんざい ぎげん)で、「味の素」元会長・江頭邦雄(えがしら くにお)氏が座右の銘として新聞で紹介されておりました。「どこにあってもその場所で目いっぱいの仕事をし、自らに誇れる足跡を残す」という意味だそうです。

私は不遇の折、やり場のない気持ちをもて余しておりましたが、このことばに出会って以来、随分助けられてまいりました。

  • 仕事は決して受け身でやらない
  • どんな環境や地位にあっても、自らが主となって最善を尽くす
  • 仕事は誰よりも上手く、そして楽しく働く

ぜひ会員の皆様も『随所に主』となって楽しい日々をお過ごしになられますようお祈りいたします。

はすの会 会員便り

お大師様との御縁をいただき命を助けられた事

兵庫県川西市・中川様(70代)

私達がお大師様を知りましたのは、平成22年の毎日新聞社主催の「バス見学会」に妹と参加させて頂いたことが始まりでした。

持明院で昼食に美味しい精進料理を頂いた後、「佛舎利宝塔」にお参りさせて頂きご説明をお聞きしました。

その時まず感じましたのは、お大師様と同じお部屋で毎日お経を聞かせて頂き眠りたい、ということでした。

私達には跡継ぎがなく、亡父や御先祖様をお祀りし無縁仏にしてはいけないと思っておりましたので、どこか永代供養を頂けるお寺は無いものかと常々考えておりました。

見学会の後も永代供養をしていただけるお寺をいくつか廻りましたが、やはり持明院にお願いすることに決め、父の祥月命日である12月17日に妹と持明院に行かせて頂き御縁をいただきました。

そして御縁を頂いた日から十日後、12月27日に妹が交通事故に遭いました。

夜6時頃いつものようにスポーツクラブへ二人で向かう途中、妹が車に跳ねられました。

妹はその時両手で頭を抱え込みましたので頭を打たなくて済んだのですが、両足は前輪の間に入り顔は車から10cmくらいの所にあり、私は大きな声で「お大師様に助けられた」と叫んでおりました。

救急車で病院に運ばれ、右膝はヒビ割れ腰は三ヶ所の圧迫骨折で絶対安静という事で入院しました。

お正月の1月4日に警察官が病院にこられましたが、「今回は加害者が一旦停止せず前方不注意で貴女達には何の落度もありません。ただ、もしもう少しスピードが出ていればお二人共跳ねられていたでしょう。それだけの事故で済んだのは本当に良かったです」と話されておりました。

私も、あの事故現場では考えられない位の怪我で済んでよかったと思いますし、もしお大師様との御縁を頂いていなければきっと命が無かったのではないかと思います。

お大師様はじめ持明院、そして「はすの会」でお世話をいただいている皆様と本当によい御縁を頂きました事はこの上ない幸せと存じます。

これからもよろしくお願いいたします。

合掌

スタッフより

事故から一年が過ぎた現在は、妹さんはもう無事に回復され、今では以前と同じようにお二人でスポーツクラブに通われているそうです。

私達スタッフも無事であったことを心より喜んでおります。

書籍の紹介

「シャーロック・ホームズはiPadで発想する夢を見るか?」

会員の大野浩様が本をご出版されました。

大野様の本はこれで二冊目なのですが、どちらもテーマは『企画の立て方』で私たち社会人にとって「人にわかりやすく説明する」ときの参考になる本です。

しかも今回は、“お坊さんはどのように物事を発想するか”というコーナーがあり、はすの会と懇意にさせていただいている先達の田尾秀寛(しゅうかん)様(常徳寺住職)をご紹介しインタビュー記事にしたことで面白い内容となっております。

ぜひご一読をいかがでしょうか。

日刊工業新聞社・発行 ¥1,470

(画像のクリックでAmazonの紹介サイトが開きます)

宮田さん退任される

持明院に永らく勤められていた僧侶の宮田諦俊(たいしゅん)さんが昨年12月末に退任されました。

二人目のお子様が11月にお生まれになったことをきっかけに、さらに修行をご実家の聖臨寺(しょうりんじ)(愛媛県)に戻ってするためだそうです。

四年間のお勤めの間には「はすの会」の供養を数多くこなしていただいたことはもちろんのこと、私たちスタッフにもたくさんのご指導をいただきました。

お別れは残念ですが、新しい場所でのさらなるご活躍をご期待いたします。

高野山・東日本大震災 義捐・支援金ご協力のお願い

郵便振替
 口 座 名 高野山真言宗特別災害寄金
 口座番号 00970-1-43975
※東日本大震災と明記ください。

 「高野山真言宗災害対策本部」
 和歌山県伊都郡高野町高野山132
 高野山真言宗 社会課 (連絡・平日8:30~17:00)
 電話 0736-56-2013
 Fax  0736-56-2226
 Email shakaika@koyasan.or.jp

春季合同法要のご案内

高野山にも春が訪れようとしております。

今年も皆様ぜひお参りにお越しください。

日時 平成24年3月25日(日)

12時30分より
(集合12時15分)

場所 持明院・本堂
法要料
(参加費)
無料
(ご希望によりお布施は受け付けております)
ご参加 自由・予約不要
仏舎利宝塔

の参拝時間

午前の部
10時~11時30分まで
午後の部
法要後~15時30分まで
  • 法要の時間は約40分で、その前後に仏舎利のお参りもできます。
  • ご親族だけでなく、ご友人などもご参加いただけます。
  • 当日は12時30分ちょうどから始まりますので、15分前までにお越しください。
  • 持明院には駐車場がありますが、台数に限りがございますので、できるだけ電車・バスでお越しください。
  • 高野山は山下より温度が下がりますので、冷えやすい方は念のため羽織るものをご持参下さい。
  • 持明院でご昼食をご希望される方は、ご予約が必要です。
  • お一人様2,100円(精進料理)
    お子様向けもご用意できます

  • 持明院は宿坊もしております。どうぞご利用下さい。
    宿泊・大人一名8,400円

食事・宿泊の予約ページ

南海電車時刻表(3/11~11/30 土日祝専用)

 

難波駅発 高野山駅着
7:24 9:18
8:00 (こうや1号)

9:33

8:12 9:57
9:00 (こうや3号) 10:34
9:02 10:45
9:24 11:06
10:00 (こうや5号) 11:32
10:02 11:53
10:24 12:07
11:12 (こうや7号) 12:49

 

高野山駅発 難波駅着
13:18 (こうや8号) 14:50
13:39 15:24
14:03 16:02
14:40 16:24
15:03 17:02
15:19 (こうや10号) 16:50
15:45 17:36
16:20 (こうや12号) 17:50
16:31 28:24
16:56 (こうや14号) 18:26

※特急は「極楽橋」駅まで直通。その他は「橋本」駅で乗り換え。

編集後記ホームページ版

今回の会報はいかがでしたでしょうか。事務局ではご意見、ご感想、投稿記事を募集しております。

上善 嘗二
長く生きれば「美しいもの」を見聞きする喜びもありますが、それ以上に「辛く悲惨なもの」に接することが多いものです。

わたしたちに残された日々は、努めて忘れかけたいた木々の語らいや、鳥のうたに耳を傾け、四季折々の花を持って過ごしていきませんか。

浜田 雅道
正直に言います。

中門(ちゅうもん)が建築されるにあたって、表側は駅に行く途中必ず見えるのでなじみの風景となっていましたが、『裏側はガラスで工事現場が透けて見える』ということは、今回の取材をするまでまったく気が付きませんでした。

私もよく、時間があいたときは伽藍や根本大塔には行くのですが、仕事が終わってからなのであたりも暗くなってきたころの時間になるので、いくらガラスでも中で工事をしてないと見えてませんでした。

金剛峯寺側にあるので仏舎利に寄られた方は少し足を延ばすのが大変かもしれませんが、ぜひ“珍しい”仏閣建築の工事現場として見られておくとよい思い出になると思います。

前田 昭博
今回、初めて会員の皆様にアンケートにご協力いただきました。

日ごろ皆様には、一方通行で、私たち事務局員の案内するままにご供養やご参拝を行って頂いていたかも、と反省いたしておりました。

しかし、アンケートにご協力いただきました会員様からの返信内容は、事務局員に対してとても温かいご返事が多数をしめておりました。

このアンケート結果は私たち、はすの会事務局にとっては、宝物です。

これからも、皆様が安心して、永代供養を持明院、はすの会事務局におまかせ頂けるよう、改善すべき点は改善し、温かいお言葉には、感謝し、日々勤めて参りたいと思っております。今後とも宜しくお願い申し上げます。



ページトップ