持明院「はすの会」高野山の納骨と永代供養墓

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高野山で日食

スタッフの浜田です。

2012年5月21日(月)は、多くの方が日食をご覧になられたと思います。

高野山で日食・護摩壇山スカイタワー駐車場(AM 7:30撮影)

撮影場所・護摩壇山スカイタワー駐車場(AM 7:30)

大学時代はオーストラリアまでハレー彗星を見に行った私ですから、このような天文イベントを見逃すはずもなく、半年以上前からこの日に照準をあわせてスケジュールをしておりました。

高野山で日食・護摩壇山スカイタワー駐車場(AM 7:04撮影)

撮影場所・護摩壇山スカイタワー駐車場(AM 7:04)

高野山で日食・護摩壇山スカイタワー駐車場(AM 7:11撮影)

撮影場所・護摩壇山スカイタワー駐車場(AM 7:11)

高野山で日食・護摩壇山スカイタワー駐車場(AM 7:34撮影)

撮影場所・護摩壇山スカイタワー駐車場(AM 7:34)

今回は残念ながら、前日の夜は暴風雨、当日も朝から曇りがちでしたが、どうにかこうにかところどころの要所、とくに月と太陽が完全に重なる金環(AM 7:30;一番上の写真)の時には雲がいいフィルターとなって肉眼でその様子が確認できる、というラッキーな状態になりました。

今回撮影した場所は、『ごまさんスカイタワー』の駐車場です。

ここは、厳密には高野山ではないのですが、高野山から龍神スカイラインを龍神方面に約20Km進むと、護摩壇山(ごまだんざん、「ごまさん」と縮められることもある)という標高1,300mの山に着き、その山頂の休憩所にタワーと広い駐車場があります。

ごまさんスカイタワーと駐車場

ごまさんスカイタワーと駐車場

実はこの護摩壇山の駐車場は、天文ファンの間では有名な観測スポットとなっています。

天体観測するのに向いている場所というのは、

  1. 空気が澄んでいる
  2. 広く空が開けている
  3. 都市の明かりが見えない

ということです。(残念ながら高野山は山の中であるため2の条件があまりよくありません。)

今回もこの場所を目指して、四国や中国地方から車に乗って来られた方もいらっしゃいました。

天文ファンの集まり

天文ファンの集まり(今回のために皆さん手製の道具を作って装備されておりました)

晴れていれば皆さん自分のカメラの撮影で大忙しとなるはずでしたが、今回は時々チラリとしか見えないため、みんなで「早く晴れないかなぁ」とぼやいたり、お互いの機材を見せ合ったりして、一種の連帯感が生まれていました。

私は、吹田の実家には望遠鏡があるのですが、高野山まで持ってくるのが大変なことと、翌日は仕事があるので、今回はコンパクトデジカメ一機で、太陽光フィルターだけ購入して参加しました。

結果的に、今回のように、晴れて専用フィルターをかませたり、雲がフィルターになるので専用フィルターをはずしたり、とコマメに切り替える場合には、望遠鏡よりも手持ちで写せるデジカメを使うのが正解でした。

もっとも隣のオジサンのように、一人でカメラ2台、望遠鏡2台、ビデオカメラ1台、さらにそれらをパソコンで連動していろいろな状態で撮影できる、という人であれば問題なかったかもしれません。(もはや移動基地と化しておりました)

反対隣のご夫婦は、ピンホール(画鋲で穴を開けた厚紙)に鏡をつけて、反射する太陽光の形を楽しんでおられました。

ピンホール・ミラー(AM 7:08撮影)

星型に穴を開けたピンホール・ミラー(AM 7:08撮影)

私もこれまでは部分日食は何度か見てきましたが、完全に重なるのは初めてだったので、とてもよい思い出になりました。


実は私は、前々から流星群などがあるたびにこの「ごまさんスカイタワー駐車場」まで来て、一晩車で泊まって観測していたのですが、そのたびに雨ばかりで見ることができず、報告しようもありませんでした。

今回も日食がある日の前日は新月(月がまったくない出ない夜)であることから、夜中も晴れていれば最高の星空観察ができるはずでしたが、あいにくの暴風雨で、車で寝ていても風で車が揺れるという状態でした。

しかし、夏休みなどにお子さんを連れてこられると、満天の星空と夏でも肌寒い天然のクーラーを味わえますので、ここはぜひお勧めです。



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