こども高野山夏季大学開講(7/25-28)
- 2013年7月29日(月)
- カテゴリー|新聞・マスコミ
参詣道「町石道」世界遺産を歩く
毎日新聞(2013年7月26日)より
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こども高野山夏季大学開講
「第7回こども高野山夏季大学」(毎日新聞社主催、雪印メグミルク特別協賛)が25日、弘法大師空海が開いた「山上の聖地」、高野山(和歌山県高野町)で始まった。3泊4日の日程で、全国から集まった小学4~6年生59人が、宿坊寺院「常喜院」で集団生活をしながら「いのちの尊さ」「食と農の大切さ」などを学ぶ。
この日は、毎日新聞大阪本社(大阪市北区)に集合した子どもらがバスで高野山へ。世界遺産に登録されている昔の参詣道「町石道(ちょういしみち)」を登った。町石道には1町(109メートル)ごとに石塔が建てられており、全約20キロのうち6.4キロを歩いた。谷底から伸びる高野杉などの雄々しさに驚き、時折姿を見せずに鳴くウグイスに「あ、鳴いた」と大喜びだった。
【上鶴弘志】
町石道を登る子どもたち=和歌山県高野町で25日、川平愛撮影
牛乳パック使い紙すきに挑戦
毎日新聞(2013年7月27日)より
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こども高野山夏季大学開講
世界遺産・高野山(和歌山県高野町)で開かれている「第7回こども高野山夏季大学」(毎日新聞社主催、雪印メグミルク特別協賛)は2日目の26日、宿坊「常喜院」で、小学生59人が牛乳パックを使った紙すきではがき作りに挑戦した。
「雪印メグミルク」(東京都新宿区)の社員から指導を受けながら、牛乳パックを泥状に溶かした「たね」をはがき型木枠ですくい上げ、金型を押しつけて水分を搾り出した。星形やクローバー形の色紙で模様を付け、陰干しして完成させた。
出版・通信添削会社「どりむ社」(大阪市北区)による読書感想文教室もあった。子どもたちは、本を読んで心に残ったことに自分の体験を重ねることで個性的な感想文ができるとのコツを教わった。
【川畑展之】
雪印メグミルクによる紙すき教室を受講する子どもたち=和歌山県高野町で26日、川平愛撮影
「奥の院」探索し武将の墓に感動
毎日新聞(2013年7月28日)より
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こども高野山夏季大学開講
世界遺産・高野山(和歌山県高野町)で開かれている「第7回こども高野山夏季大学」(毎日新聞社主催、雪印メグミルク特別協賛)3日目の27日、子供たちは戦国武将などの墓碑が並ぷ「奥の院」を探索した。
山道入り口の「一の驕」から弘法大師御廟(ごびょう)までの約2キロには、約20万基の墓碑が並ぶ。子供たちは高野山高校(同町)の生徒5人の説明を受けながら、上杉謙信ら武将らの墓碑を訪れた。弘法大師御廟では線香の煙が立ちこめる中、手を合わせてお経を唱えた。
大好きな武田信玄の墓を訪れた奈良県生駒市の足立樹生君(6年)は「墓からも信玄の迫力を感じる」と感動した様子。大阪府箕面市の井原直生君(5年)は「墓石の大きさと多さに驚いた。こんなにたくさんの有名人の墓が集まる弘法大師のすごさを感じた」と話していた。
【川畑展之】
奥の院を探索する子供たち=和歌山県高野町で27日、川平愛撮影
本堂で瞑想体験全日程を終える
毎日新聞(2013年7月29日)より
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こども高野山夏季大学開講
世界遺産の高野山(和歌山県高野町)で開かれた「第7回こども高野山夏季大学」(毎日新聞社主催、雪印メグミルク特別協賛)最終日の28日、子どもたちは牛乳パックで作ったはがきで1年後の自分や家族宛ての手紙を書き、高野山大師教会本部で真言宗の瞑想法「阿字観」を体験した。
子どもたちは広い本堂で、僧侶から独特の座り方や呼吸法などの指導を受け瞑想した。初めての体験に滋賀県彦根市の樋口真有伽さん(5年)は「いやな気持ちをはき出せてすっきり。でも足が痛かった」と笑った。
全日程を終えた子どもたちは、町石道登山や満天の星など4日間の思い出を土産に山を下りた。
【上鶴弘志】
瞑想を体験する子どもたち=和歌山県高野町で28日、川平愛撮影