持明院「はすの会」高野山の納骨と永代供養墓

  • 観光のご案内
  • 交通のご案内
  • はすの会会員の方
お知らせ・ニュース
トップページ / お知らせ・ニュース一覧

いざ 大師のお山 高野山へ(2014秋-No.48)

印刷に便利なPDF版はこちら


はすの会 会報 No.48はすの会 会報 No.48
平成26年(2014年)8月20日 発行

いざ 大師のお山 高野山へ

標高九百メートルを超え、『八葉の蓮華台』に包まれる深山幽谷の高野山、間もなく開創されて千二百年の記念の年を迎えます。

私たちは、開創以来、今も尚奥之院の御廟に入定留身され、永遠に、われわれ一切衆生の願いを聞き入れ、幸せを祈り続けておられるお大師さまへの報恩謝徳の心と行為をもって、この行事を迎え、参加したいと願っています。

それはまた、同時にお大師さまへの現世における救済を願い、ご利益(りやく)をお祈りする信仰(崇敬)でもあるのです。

記念大法会を初めあらゆる行事に参加するすべての人々が、日常の不安や心配から解放され、心が癒され、活力が生まれ、充実感に満ちた日々を等しくお大師さまから約束されています。

いま、高野山は、檀信徒はもとより一般の人たちも誘(いざな)えるよう全山を上げて取り組んでいます。

記念大法会に向けての目玉事業の一つである中門も再建され、百七十二年ぶりに全ての堂宇が整った壇上伽藍を見ることができます。

登山者には千二百年記念を機に、高野山からは、聖地としての霊的な魅力を、そしてお大師さまからは宗教的な不思議な力、大いなる力を受けとめてください。

私たちは「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」のご宝号を心真言とし、共にお大師さま行願にお応えする道を歩んでまいりましょう。
高野山全景

諸行無常

暑さもようやく峠を越したようで朝夕はすっかり凌ぎやすくなりました。

山上での生活(くらし)は、時の移ろいや自然の変化など一入身に染みて感じます。「諸行無常」のことばは、よく見聞きしますが、『平家物語』冒頭の句「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」が有名で、この世のものは、すべて不変のものはない、と解しますが、佛教では「私たちの認識しているあらゆるものは、直接的、間接的なさまざまな原因(因縁)が働くことによって、現在たまたまそのように作り出され、現象(あらわ)しているに過ぎない。またそれらの現象も時の推移と共に移り変わってゆく。」その理法を『諸行無常』といいます。

人は誰もが“いつかは死ぬ“と頭ではわかっていても、自分のこととして、また今日や明日のこととして考えられないのが人の世の常です。しかし無常=変化を伝える使者は、私たちの心や体にも、確実に、そして公平に訪れてくるものです。

 「くどくなる 気短になる
愚痴になる 出しゃばりたがる
世話やきたがる」

江戸期のある和尚が、老人の内面の特徴を詠んだものです。
私たちは心安らかに、愛される人として、生活(くら)してまいりましょう。

合掌

住職
別格本山持明院 住職・竹内崇雄

お墓 新景

去る七月十六日の日経新聞に、「先祖代々、守れますか」の見出しで、先祖の墓を守り続けるため人の手を借りるのが当たり前の風景になり、墓参りと掃除の代行ビジネスが定着し、さらに広がりつつありますが、一方都市も含め、各地の墓地で放置され、荒れ果てる墓が目立ってきているのも現実です。

こうした時代の到来を予測され、二十数年前名刹持明院の佛舎利宝塔における永代供養が生まれました。

どなたの供養がいただけなくても持明院は、日々欠かすことなくご先祖の供養と皆様の浄福をお祈りしています。また高野山寺月会(はすの会)では、供養墓の保守管理と日々の清掃を行っています。

今後共一層努めて参りますので暖かいご意見・ご教示をお待ち申し上げます。

─はすの会事務局─

手水舎がきれいになりました

このたび、仏舎利宝塔入り口の手水舎を修繕工事いたしました。

これにより水の出もよくなり、御手や仏具をさらに洗いやすくなったと思います。
手水舎mini
(滅菌処理をしていませんので口には含まないようお願いします)

今後はほかにも修繕を予定しておりますが、皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

会員便り『アメリカから納骨に来ました』

仏舎利宝塔には大勢のお客様が奉納されておりますが、その中には外国の方のお名前もいくつかあります。

今回ご紹介する「セツコ・マナベ・ロディス(Setsuko Manabe Roddis)」様は日本生まれの方ですが、アメリカで嫁がれてアメリカの国籍となられておりました。

しかし昨年そのセツコ様がお亡くなりになったとき(享年76歳)、「日本が懐かしい、死んだあとは若い頃よく行っていた高野山に納骨をして欲しい」と生前から強く願っていたことから、その願いをかなえるため、このたび娘様ご一家と息子様がはるばるアメリカから遺骨を持って高野山までお越しになられました。

以下はスタッフが英語で会話をした時の模様です。
hoffmann写真
Q.本日はどなたがお越しになられましたか?
A.ボストンから長女のグレイス一家と、ミネアポリスから長男のトーマスが来ました。

Q.どうやって「はすの会」を知りましたか?
A.きっかけは「仏舎利宝塔」の英語版のホームページででしたが、申し込みは日本にいる母の姉(自分たちから見て伯母)に手伝ってもらいました。

Q.高野山を選んだ理由は?
A.母のたつての願いでした。生前より「死んだら高野山に骨を納めてほしい」とずっと言われておりました。

Q.皆さん日本は初めてですか?
A.娘と息子は何度か来たことがありましたが、高野山は初めてです。また、孫にあたる娘の子供達は今回が初めての日本です。

Q.高野山の感想は?
A.本日は雨で少し残念でしたが、それでもとても美しいです。お墓がたくさんあるのに驚いています。

Q.法要はいかがでしたか?
A.とても古風で素晴らしく、お坊さんからは威厳を感じました。

Q.最後に何か一言お願いします。
A.このような素晴らしい場所で母も眠ることができ、とても喜んでいると思います。またいつか家族みんなで来たいと思います。本日はありがとうございました。

まったく日本語が通じない中、スタッフの頼りない英語でもお互いに気持ちが通じあい本当によかったです。お孫さんたちもまだ高校生から小学生とのことでしたので、将来お墓参りに来られるときを楽しみにお待ち申しております。

秋季合同法要のご案内

暑い日が続きますが、さわやかな高野山の秋風はいかがでしょうか。
今年も皆様ぜひ お参りにお越しください。

日時 平成26年9月28日(日)
12時30分から13時10分頃
(法要時間約40分・集合12時15分)
場所 持明院・本堂
(和歌山県伊都郡高野町高野山455)
法要料
(参加費)
無料
(ご希望によりお布施は受け付けております)
ご参加 自由・予約不要
仏舎利宝塔
の参拝時間
10時~15時30分まで
  • 法要の前後に仏舎利宝塔の参拝もできます。
  • ご親族だけでなく、ご友人などもご参加いただけます。
  • 当日は12時30分ちょうどから始まりますので、15分前までにお越しください。
  • 持明院には駐車場がありますが、台数に限りがございますので、できるだけ電車・バスでお越しください。(南海電鉄の特急「こうや号」は、一ヶ月前から予約できます)
  • 高野山は山下より温度が下がりますので、冷えやすい方は念のため羽織るものをご持参下さい。
  • 持明院でご昼食をご希望される場合は、ご予約が必要です。
  • お一人様2,100円(精進料理)
    お子様ランチも同じ値段です。

  • 持明院は宿坊もしております。どうぞご利用下さい。
    宿泊・大人一名8,400円(一泊二食付き)

南海電車時刻表(3/11~11/30 土日祝専用)

 

難波駅発 高野山駅着
7:24 9:18
8:00 (こうや1号)

9:33

8:12 9:57
9:00 (こうや3号) 10:34
9:02 10:45
9:24 11:06
10:00 (こうや5号) 11:32
10:02 11:53
10:24 12:07
11:12 (こうや7号) 12:49

 

高野山駅発 難波駅着
13:18 (こうや8号) 14:50
13:39 15:24
14:03 16:02
14:40 16:24
15:03 17:02
15:19 (こうや10号) 16:50
15:45 17:36
16:20 (こうや12号) 17:50
16:31 28:24
16:56 (こうや14号) 18:26

※特急は「極楽橋」駅まで直通。その他は「橋本」駅で乗り換え。

高野山・仏舎利宝塔バス案内図

編集後記ホームページ版

今回の会報はいかがでしたでしょうか。事務局ではご意見、ご感想、投稿記事を募集しております。

上善 嘗二
まもなく高野山開創1200年となりますが、あらためて開祖・空海(弘法大師)の偉大さには驚かされます。

調べれば調べるほど、この高野山が歴史に与えた影響が大きいことがわかり、1200年も信仰され続けてきたことがよくわかります。

私たち「はすの会」もさらなる歴史を積み重ねる一助になれればと願うばかりです。

浜田 雅道
高野山と英語、今は気っても切り離せません。

いまや観光客の半分は外人さんで、持明院も一日一組は必ず外人さんが宿泊されます。多いときには20組すべて外人さんだった、なんてことも珍しくありません。

あらためて国際化というものを考えさせられます。

前田 昭博



ページトップ