アニメ「おへんろ。八十八歩記(はちはちあるき)」のご紹介
- 2016年4月20日(水)
- カテゴリー|徒然コラム
はすの会(高野山寺月会)のアニメ担当(?)の浜田です。
最近、主に四国地域のテレビ局で放映されていたアニメ「おへんろ。八十八歩記(はちはちあるき)」が携帯電話のドコモが運営しているドコモアニメストアでも見られるようになりました。
高野山とお遍路(へんろ)の関係は今更説明するまでもないでしょうが、番組内容は、四国八十八ヶ寺を一番札所(霊山寺(りょうぜんじ))から順に回る様子をアニメで描いたものです。登場人物は三人の女子高生で夏休みに徒歩で遍路を回るときに、それぞれのお寺の由縁やゆかり、見どころを紹介して行く、というものです。もちろん、途中にある観光スポットや土産店なども取り上げられており、まさにこれを見ただけで“行った気になれる”というものです。
- 「お遍路」がどのようなものかを知りたい、という方
- いつかは行ってみたいから「予習」として見ておきたい、という方
- 昔行ったことがある人には、思い出すよい「きっかけ」
となると思います。
物語の中でも「先達(せんだつ)」さんが出てきて、観光の際のマナーや注意点などにもさりげなく触れられております。主人公の女の子たちがそれを守らないことを見かねた先達さんがそれとなく注意するということで物語が盛り上がっていきます。
アニメだからたいしたことがないと思われる方もいるかもしれませんが、風景は本物の景色を撮影したものであり、そこにアニメを合成したものですから、観光案内としても良く出来ております。
もしお持ちの携帯電話がドコモのものでなくても、どちらにしても月々400円ほどで見放題とできるようです。パソコンでも、アンドロイドタブレットでも、アイフォンでも見ることができます。
家にインターネット(無線wi-fiでなくても可)がある方は、テレビの大画面に映す装置もドコモの携帯ショップで売られていますので、それを使ってもよいかと思います。
持ってる携帯電話がスマートホンでない(いわゆる「ガラケー」の)方はこれを機にスマートホンに変えてもよいでしょうし、ドコモの携帯ショップで新しくスマートホン電話を買えば設定とかしてもらえると思いますので、その方がわかりやすいかもしれません。
とくに、今年2016年は60年に一度の丙申(ひのえさる)ですから、例年よりご利益(りやく)が多い年と言われており、さらにご利益が高まる逆打ち(逆回り;88番から1番を目指す)で回るリタイアした団塊世代が増えているそうです。基本的に、今年中に回りきらなければならないというわけでなく、今年から始めたらよい、ということらしいです。四国八十八ヶ寺巡りは、最終的にすべてを回ればよいのであって、好きなところから始める「乱れ打ち」ということもできますので、四国観光の旅行の一部に取り入れるような形で始めてもよいと思います。
マンガ本も発売されています。
おへんろ。寄り道コミック! 徳島編(画像のクリックでアマゾンの説明・注文画面にリンクします、書店での取り寄せもできると思います。)
余談ですが、よく聞かれることですが、最近のお勧めのアニメは「鬼灯の冷徹(ほおずきのれいてつ)」が面白いと思います。
地獄で閻魔大王の第一補佐官として活躍する鬼神の鬼灯(ほおずき)氏の物語です。いわゆる中間管理職として現場のトラブル解決から閻魔大王から受けた経営相談まで卒なくこなし、下っ端の子鬼から閻魔大王に至るまで多くの獄卒(ごくそつ、地獄で刑を実行する鬼たち)に支持されて、彼がいなければ地獄の運営は止まってしまいかねない様子が描かれています。第一話は困った桃太朗を救済する話で、「桃太朗の存在意義は鬼退治だ」と言ってやたら地獄でまじめに働いている鬼に喧嘩をふっかけてくる桃太朗を家来ともども改心させて適切な職を斡旋して、地獄の人手不足を解消するという話です。