東京別院・結縁灌頂(4/24-26)
仏さまと縁を結ぶ!何度も生まれ変わる
結縁灌頂(けちえんかんじょう)
高野山東京別院─春季胎蔵界結縁灌頂
胎蔵界(たいぞうかい)の仏様との縁結び
令和2年(2020)4月24日(金)25日(土)26日(日)
in 高野山東京別院 東京都港区高輪3丁目15-18
4月24日am.9:30~庭儀(ていぎ)結縁灌頂(けちえんかんじょう)三昧耶戒(さんまやかい)
結縁灌頂(けえんかんじょう)とは?
仏様とご縁を結ぶ、真言密教における尊い儀式です。
仏様のご縁を結び=結縁(けちえん)、頭頂に大日如来の智慧の水を注ぎ=灌頂することで、受けた方の心の中に
本来そなわる仏の心(菩提心・ぼだいしん)、、智慧を開く儀式です。宗旨宗派を問わず、どなたでもお受けいただけます。
弘法大師・空海が受け継いだ「秘密の儀式」
およそ1200年前、弘法大師・空海が32歳の時、唐(中国)の都・長安の青龍寺において、金剛界(こんごうかい)・胎蔵界(たいぞうかい)の灌頂の儀式に入壇し、投華(とうけ)されました。その華(はな)は不思議なことに、いずれも曼荼羅(まんだら)の中尊である大日如来の上に落ち、仏縁を結ぶこととなりました。
そして帰国後の弘仁3年(812)に、弘法大師が京都の高雄山において11月に金剛界結縁灌頂、続いて12月に胎蔵界結縁灌頂を厳修されました。さらに平安時代の応徳元年(1084)、堀河天皇の御代、高野山にて結縁灌頂が始まったと伝わります。
結縁灌頂は「胎蔵界」「金剛界」という二つの世界の仏様と縁を結ぶものです。春に胎蔵界の仏様、秋に金剛界の仏様と縁を結び、溜まった心のほこり(迷い・不安)を取り除き、心の再生wくぉはかり、本来の清らかな心(菩提心)を開くために、何度でもご入壇いただけます。
庭儀(ていぎ)結縁灌頂(けちえんかんじょう)三昧耶戒(さんまやかい)
4月24日の午前9:30より結縁感情に先立ち、庭儀結縁灌頂三昧耶戒が行われます。この儀式は受者を代表して乞戒師(こっかいし)が、大阿闍梨様より三昧耶戒を授かる儀式です。「仏さまのいのちと、私たちのいのちは本来ひとつである」という真言密教の根本を授かります。きらびやかな袈裟を身に着けた僧侶が東京別院の境内を歩く「庭儀」が行われ、特別な声明をお唱え致します。
※儀式の一部は一般の見学が可能です。