持明院『夏の特別拝観』展示会 開催
拝観料は、
大人 500円
小人 200円(中学生以下)
です。
唐獅子図衝立(からじしず ついたて)
狩野栄川(かのう えいせん)筆
金地の衝立いっぱいに墨で描かれた唐獅子。落款は「法眼栄川画」と記されている。栄川と号する画家は狩野古信とその子の典信(のぶみち)がいるが、この獅子図は典信が描いたと思われる。典信(1730~90)は奥絵師の木挽町(こびきちょう)狩野派六代目で、安永9年(1780)に法印に叙せられる。唐獅子は権力の象徴として、武士の社会にあってはよく描かれた画題。この唐獅子は肉太の短い線で力強く獅子の輪郭やたてがみ、尾の渦巻き状の毛に狩野探幽以降の形式化された装飾が表されている。