持明院「はすの会」高野山の納骨と永代供養墓

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先達の田尾秀寛師の本「よう、おまいり」

高野山と四国八十八箇所霊場とは密接な関係なのですが、お遍路巡礼のガイドさんのことを先達(せんだつ)と言います。

高野山の仕事をしておりますと、こうした先達さんなどともお知り合いになるのですが、先日知り合った先達の田尾秀寛さんから「よかったらお読みください」と自著を送っていただけました。

お四国へんろ道のひとびと-よう、おまいり(たる出版「田尾秀寛」著)

先週、師がご来社の時のお約束とはいえ誠実なお人柄です。

秀寛師は異色の経歴の持ち主で、早稲田大学を了えられてから広告の電通に入社され、36年間勤め上げたあと、高野山大学に学びなおされ、現在は高野山大学院の修士課程に在学されております。

電通社の在職中に得度を受け、仏門に入る一方、四国霊場の公認先達の資格を取得されたそうです。

本著「よう、おまいり」は、歩き遍路からの体験とその時に出会った人々とのエピソードが綴られております。

前文を引用いたしますと、

弘法大師の語り部を目指して

私の弟子である田尾秀寛師が「へんろ」本を出版することになりました。高野山大学大学院の修士論文の代替として、お四国を歩き遍路した感想文が基となっています。師のこだわりは、単なる体験記や札所案内に留まらず、遍路道で出会った人々をテーマにしていることです。同行の方、お宿の方、札所の方、そしてご接待していただいた方などとの交流が中心となっています。ご接待にタオルをくださったおばあさんの一言「よう、おまいり」が、この本の題名です。お四国は地元の方々のご接待の心が支えています。この本で、その一端をお感じ願えれば結構かと思います。

(以下、略)

平成20年9月吉日

真言宗総本山教王護国寺(東寺)

第二五六世長者 砂原秀遍

自他ともに“弘法大師の良き語り部”を任じておられれる師の著書をぜひご一読されますようお奨めいたします。(こちらから購入できます)

(上善)



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